永遠の絆*
「な、なに?」

「何じゃねぇよ。突然居なくなったらビックリすんだろ」


視線を上げると、翔はため息混じりに言って私の額を軽く手で押した。


「ご、ごめん…」

「まじで焦った」

「だって葵の声が聞こえてから…」


小さく呟き目線を外すと、さっきまで諒ちゃんと争ってた男達はすっかり居なくなってて、人集りもさっきよりも減っていた。


「あっ!!」


突然、大きな声を出す私に翔はキョトンと私を見つめる。


「どした?」

「葵、大丈夫かな?怪我してた。病院行かないと」


そう言って振り向くと葵の前で諒ちゃんがしゃがみ込んでいる。


「別にいいんじゃね?」

「でも…」

「アイツが居んのに俺らが行ってどうすんの?邪魔だろ」


翔は私の腕を掴んで足を進めて行く。

腕を引かれながら後ろを見つめる私に「見すぎ」と翔はクイッと私の頭に手を置き、顔を前に向けた。


「ねぇ!!」


私だけ理解が出来てないみたいで声を上げて見上げると、翔は私を見下ろす。
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