永遠の絆*
「…え?」


一瞬見間違えたのかと思った。

おもいっきり目を見開いて見える先は白のスーツに身を包んだ男。


「…翔?」


小さく呟く私に葵は「美咲?」と私の顔を覗き込む。


「どうしたの?」


続けてそう言ってくる葵に視線を向け、葵と目が合ってすぐ逸らした私はまた翔に目を向ける。


…え、ってか何で?

どういうこと?


翔の顔を忘れるわけがない。

あんな30万も投げつけてきといて私が忘れるわけがない。


人違いだと思ったけど、どう見ても目の先に居るのは翔だ。

もう一人のスーツを着込んだ男と何やら話しこんでいる。


てか、トビ職じゃないの?

何でスーツを着た男とここに居るんだよ。

そう言えば、この前もスーツだった事をふと思い出す。


ここ1週間ずっと翔を探してた。

会わないのは翔がトビ職だから繁華街では会わないんだって、そう思ってた。


今目の前にして、やっと見つけたって思うはずなのに、私は全くその言葉すらなかった。



…何してんの?






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