私の婚約者は、嘘ばっかり〜クズだけど優しい彼〜
Fiance2.)りんご飴、かじってみる
Lie1.)
「どうも、初めまして!衣咲さんとお付き合いさせて頂いております、七瀬楓と申します」
あぁ、どうしてこうなったか。
いや、私がそうしたんだからどうもこうもなくて。
嘘の婚約者を紹介することになるなんて…
「姉の真咲です、どうぞいらっしゃい~!」
どうぞどうぞと招かれる指先のネイルがキラッとまぶしい。
ドルマントップスにパンツスタイルはきれいめなのにカジュアルで、一つに束ねられたツヤツヤでふわふわの髪の毛は毛先まで手入れされている。
「あーっ、いーちゃんだ~!」
「いーちゃん!」
これでいて2人子供がいると思えない…!
「あおくん、みどりちゃん久しぶり~!」
ふふっと笑いながらひらひらと手を振って返した。
まだ玄関、これから中に入っていくと思うとちょっと緊張しる…心の声でも噛んでしまうほどに。
「衣咲さん、お土産これでよかったですかね?」
「あ、ごめんね。気遣ってくれてありがとう、私が用意するからよかったのに」
「ビス・クローチェのマカロンなんですけど、気に入ってくれますかね?」
ビス・クローチェ…!!?
気に入るも何もあの高級洋菓子店を嫌いな人聞いたことないんだけど!
「えっ、七瀬くんお金…!大丈夫だったの!?ビスクロってすごいお高い…っ」
「あー、これは大丈夫です。人様の家にお邪魔するのにそれなりのものは必要じゃないですか」
「え、でもそんなっ」
高すぎるお菓子をサクッと持ってくるってすごくない?
お金本当にないって言ってたじゃん、大丈夫なの…?
七瀬くん、さすが営業部過ぎる…!
それと…
あぁ、どうしてこうなったか。
いや、私がそうしたんだからどうもこうもなくて。
嘘の婚約者を紹介することになるなんて…
「姉の真咲です、どうぞいらっしゃい~!」
どうぞどうぞと招かれる指先のネイルがキラッとまぶしい。
ドルマントップスにパンツスタイルはきれいめなのにカジュアルで、一つに束ねられたツヤツヤでふわふわの髪の毛は毛先まで手入れされている。
「あーっ、いーちゃんだ~!」
「いーちゃん!」
これでいて2人子供がいると思えない…!
「あおくん、みどりちゃん久しぶり~!」
ふふっと笑いながらひらひらと手を振って返した。
まだ玄関、これから中に入っていくと思うとちょっと緊張しる…心の声でも噛んでしまうほどに。
「衣咲さん、お土産これでよかったですかね?」
「あ、ごめんね。気遣ってくれてありがとう、私が用意するからよかったのに」
「ビス・クローチェのマカロンなんですけど、気に入ってくれますかね?」
ビス・クローチェ…!!?
気に入るも何もあの高級洋菓子店を嫌いな人聞いたことないんだけど!
「えっ、七瀬くんお金…!大丈夫だったの!?ビスクロってすごいお高い…っ」
「あー、これは大丈夫です。人様の家にお邪魔するのにそれなりのものは必要じゃないですか」
「え、でもそんなっ」
高すぎるお菓子をサクッと持ってくるってすごくない?
お金本当にないって言ってたじゃん、大丈夫なの…?
七瀬くん、さすが営業部過ぎる…!
それと…