冷徹皇子の夜伽番 ──童貞を奪うのは私の役目?──
アルベールは私の体をそっと抱き上げ、ふわりとベッドの上に横たえた。

「エリシア……この想い、君だけに捧げる。」

低い声に胸が震える。

「……はい……」

答えた瞬間、ナイトウエアの肩口が滑り落ち、薄布はするりと剥がされていった。

あっという間に白い肌が露わになり、私は羞恥に目を閉じる。

殿下もまた衣を脱ぎ捨て、温かな肌を重ねてきた。

胸元に柔らかな舌が触れた瞬間、思わず声が漏れる。

「ああんっ……!」

仰け反る体を、殿下はすぐに抱きとめてくれた。

力強いのに優しい腕に包まれ、心も体も支えられているようで、涙がにじむ。

「……エリシア。もしかして……初めてなのか?」

耳元で落ちる囁きに、顔が熱くなった。

「……はい。」

小さく頷いた瞬間、アルベールの瞳に深い決意と愛が宿るのが見えた。
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