【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
 ブリタも苦笑する。エドガーと同じような反応だ。
「でも、ま。あんたの顔を見てわかったよ。あの騎士は、リネットにとっていい影響を与えているみたいだね」
 聞き捨てならないと、リネットは唇を尖らせる。だが、複雑な心の内は事実。
「呪いを解くのは必要だが、あまり根を詰めないように」
 そう言ったブリタは、ひらりと手を振って書庫を出ていった。
< 110 / 339 >

この作品をシェア

pagetop