【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
「お腹が空いていません。と言っても、団長さんは私をそこに連れていくつもりですよね?」
「そうだな。あまりお腹が空いていないのなら、昼間もいったようにスープだけでも口にするといい。肉が口の中でとろけるようなスープを出してくれる」
「わかりました。団長さんにつきあいます」
するとラウルが驚いたように目を大きく見開いた。
「どうかしました?」
まさかそこで彼がそのような表情をするとは思っておらず、リネットは尋ねた。
「それは俺の台詞だ。断られると思ったから、必死に誘いの文句を考えてきたのに……」
なぜか悔しそうに顔をしかめている。
「では、行かないと言ったほうがよろしいでしょうか?」
「それはダメだ。行くのは決定事項。何よりも、先ほど、店に七時から予約の連絡をしたからな」
「あぁ。なるほど。予約をしたから絶対に行くしかないとかそんなことを言って、私を連れていくつもりだったんですね?」
「うっ……」
どうやら図星のようだ。
「そうだな。あまりお腹が空いていないのなら、昼間もいったようにスープだけでも口にするといい。肉が口の中でとろけるようなスープを出してくれる」
「わかりました。団長さんにつきあいます」
するとラウルが驚いたように目を大きく見開いた。
「どうかしました?」
まさかそこで彼がそのような表情をするとは思っておらず、リネットは尋ねた。
「それは俺の台詞だ。断られると思ったから、必死に誘いの文句を考えてきたのに……」
なぜか悔しそうに顔をしかめている。
「では、行かないと言ったほうがよろしいでしょうか?」
「それはダメだ。行くのは決定事項。何よりも、先ほど、店に七時から予約の連絡をしたからな」
「あぁ。なるほど。予約をしたから絶対に行くしかないとかそんなことを言って、私を連れていくつもりだったんですね?」
「うっ……」
どうやら図星のようだ。