【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
そんな彼女に向かって真っすぐ飛んできた炎は、見えない壁に拒まれ、その場にポトリと落ちた。ジュッと激しい音を立て炎が消えると、床には焦げた跡が残り、かすかに煙が立ち上る。
「陛下、戯れがすぎます」
静かな声が玉座の間に響いた。
白いローブを羽織る壮年の男性、侍医のファミルだ。彼はゆっくりとしながらも堂々とアルヴィスに歩み寄る。
「やれやれ、また口うるさいのが来たか」
ファミルの姿を目にしたアルヴィスは、大げさに肩をすくめ首を振った。玉座にふんぞり返る彼の態度は、まるで子どものようにふてくされている。
「リネット妃の言うように、魔法具の使いすぎはよくありません。まして陛下ご自身は魔力を持ち合わせておらず、魔法具によって生命力を魔力に変換している……その代償はご存知のはず」
ファミルは淡々と告げ、視線をリネットに移した。
「そういうことですね? リネット妃」
「……はい」
「陛下、戯れがすぎます」
静かな声が玉座の間に響いた。
白いローブを羽織る壮年の男性、侍医のファミルだ。彼はゆっくりとしながらも堂々とアルヴィスに歩み寄る。
「やれやれ、また口うるさいのが来たか」
ファミルの姿を目にしたアルヴィスは、大げさに肩をすくめ首を振った。玉座にふんぞり返る彼の態度は、まるで子どものようにふてくされている。
「リネット妃の言うように、魔法具の使いすぎはよくありません。まして陛下ご自身は魔力を持ち合わせておらず、魔法具によって生命力を魔力に変換している……その代償はご存知のはず」
ファミルは淡々と告げ、視線をリネットに移した。
「そういうことですね? リネット妃」
「……はい」