【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
その屁理屈が、リネットの心の中をくすぐったくて、ほかほかとした。
ラウルの部屋に着くと、リネットはふかふかのソファに身を投げ出した。
「君は本当に体力がないな。明日の朝も散歩する。だから今日は早く休みなさい」
そう言葉を残して、ラウルは浴室へと足を向ける。
その後ろ姿を見つめながら、リネットはソファに埋もれたままぼんやりとしていた。
にぎやかな食堂から静かな私室に戻ってきたことで、ほっと息を吐く。
だけど身体はくたくただった。いつもであれば、まだまだリネットの活動時間だというのに、今日はゆっくりとバスタブの中に身を沈めたい。
「リネット。湯の準備ができた」
両手足の袖をまくったラウルが、目の前に現れた。
「それから、今朝出した洗濯物は戻ってきている。浴室の籠の中に入っているが……」
「は、はい。ありがとうございます」
「あの寝間着はよくないな」
ラウルの部屋に着くと、リネットはふかふかのソファに身を投げ出した。
「君は本当に体力がないな。明日の朝も散歩する。だから今日は早く休みなさい」
そう言葉を残して、ラウルは浴室へと足を向ける。
その後ろ姿を見つめながら、リネットはソファに埋もれたままぼんやりとしていた。
にぎやかな食堂から静かな私室に戻ってきたことで、ほっと息を吐く。
だけど身体はくたくただった。いつもであれば、まだまだリネットの活動時間だというのに、今日はゆっくりとバスタブの中に身を沈めたい。
「リネット。湯の準備ができた」
両手足の袖をまくったラウルが、目の前に現れた。
「それから、今朝出した洗濯物は戻ってきている。浴室の籠の中に入っているが……」
「は、はい。ありがとうございます」
「あの寝間着はよくないな」