【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
なによりも食べない、動かないとボロボロなのだ。そこにおかしな睡眠時間が加わる。
それでも魔法師としての誇りはあるようで、ラウルの呪いに付き合ってくれている。むしろ、魔法師以外の生活がどうでもいいように受け取れる危うい人間でもあった。
だから彼女から目が離せない。
リネットがいなくなったら、ラウルは呪いに侵されて死んでしまう。そのため彼女はラウルにとっては必要な存在。だから気にかけてしまうのだろうと自分で思っていたのだが、どうやらそれだけが理由ではないようだ。
呪い云々関係なく、リネットが気になって仕方ない。その結果、昨日、彼女と一緒に暮らすことを思わずブリタに言ってしまったのだ。
この気持ちに名前をつけるのであれば、贖罪が近いだろう。
ラウルも意外と過去を引きずるタイプらしい。自分の罪をリネットの世話をすることで赦してもらおうとしている。あのとき、この腕からこぼれていく命の感覚は、二度と味わいたくない。
さて、お目当ての寝間着を購入したものの、これをどうやって彼女に渡そうか思い悩んだ。昼過ぎから悩んでばかりである。
それでも魔法師としての誇りはあるようで、ラウルの呪いに付き合ってくれている。むしろ、魔法師以外の生活がどうでもいいように受け取れる危うい人間でもあった。
だから彼女から目が離せない。
リネットがいなくなったら、ラウルは呪いに侵されて死んでしまう。そのため彼女はラウルにとっては必要な存在。だから気にかけてしまうのだろうと自分で思っていたのだが、どうやらそれだけが理由ではないようだ。
呪い云々関係なく、リネットが気になって仕方ない。その結果、昨日、彼女と一緒に暮らすことを思わずブリタに言ってしまったのだ。
この気持ちに名前をつけるのであれば、贖罪が近いだろう。
ラウルも意外と過去を引きずるタイプらしい。自分の罪をリネットの世話をすることで赦してもらおうとしている。あのとき、この腕からこぼれていく命の感覚は、二度と味わいたくない。
さて、お目当ての寝間着を購入したものの、これをどうやって彼女に渡そうか思い悩んだ。昼過ぎから悩んでばかりである。