【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
「では、お言葉に甘えて使わせていただきます」
荷物を手にしてリネットはラウルが示した扉へと向かう。そこを開けると、ベッドはないものの机やソファ、本棚など、必要なものがひととおり揃っていた。転寝くらいはできそうだが、夜ぐっすり眠るには少し簡素な部屋だ。
チェストまであった。まさかここに衣類が用意されていないよなと恐る恐る開けてみたが、何も入っていなかったことにほっと胸をなでおろす。
鞄の中から着替えをすべて取りだして、ソファの上に並べてみた。必要最小限の衣類しかない。いつも似たようなデザインのワンピースを着て、その上に魔法院の紺色のローブを羽織る。だからローブの下はなんでもいいといえば、なんでもいいのだ。
ネグリジェを脱いだリネットは、三つ並べたワンピースのどれを着ようかと悩む。いつもであれば一番上、一番手前にあったものを手にするのに、なぜか今日は悩んだ。それもこれもラウルのせいである。きっとどれを着ても、何かしら小言を言うのだろう。となれば、悩むだけ無駄なような気がして、ネグリジェと同じようなピンク色のワンピースを手に取った。
着替えて先ほどの寝室に戻ると、ラウルもすでに着替えを終えていたが、前髪はおろしたまま。そして何か言いたそうにリネットを見ている。
リボンの曲がり具合が気になっているのだろうか。
荷物を手にしてリネットはラウルが示した扉へと向かう。そこを開けると、ベッドはないものの机やソファ、本棚など、必要なものがひととおり揃っていた。転寝くらいはできそうだが、夜ぐっすり眠るには少し簡素な部屋だ。
チェストまであった。まさかここに衣類が用意されていないよなと恐る恐る開けてみたが、何も入っていなかったことにほっと胸をなでおろす。
鞄の中から着替えをすべて取りだして、ソファの上に並べてみた。必要最小限の衣類しかない。いつも似たようなデザインのワンピースを着て、その上に魔法院の紺色のローブを羽織る。だからローブの下はなんでもいいといえば、なんでもいいのだ。
ネグリジェを脱いだリネットは、三つ並べたワンピースのどれを着ようかと悩む。いつもであれば一番上、一番手前にあったものを手にするのに、なぜか今日は悩んだ。それもこれもラウルのせいである。きっとどれを着ても、何かしら小言を言うのだろう。となれば、悩むだけ無駄なような気がして、ネグリジェと同じようなピンク色のワンピースを手に取った。
着替えて先ほどの寝室に戻ると、ラウルもすでに着替えを終えていたが、前髪はおろしたまま。そして何か言いたそうにリネットを見ている。
リボンの曲がり具合が気になっているのだろうか。