【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
アルヴィスがわざわざスサ小国から妃を連れて帰ったのは、スサ小国の魔法が目的だった。つまりリネットを連れて帰ったのは、魔力を備えた自分の子をリネットに生ませようとしているからだ。
しかしリネットはまだ十四歳。アルヴィスは彼女を抱くことができない。アレがもげたら元も子もない。
その代わり、彼はリネットに魔法具を作るよう命じた。魔法具とは、魔力を閉じ込めた不思議な道具で、魔力を持たない者でも魔法を使えるようにするものだ。
リネットは断ればスサ小国に残してきた家族に危害が及ぶと恐れ、アルヴィスの命令に従った。
こうして四年が過ぎ、魔法具を作り続けた。初めて彼に意見したのは、先ほどの魔法具の危険性を訴えた瞬間だった。それは、初夜を回避するためのささやかな抵抗でもあった。
だが、ファミルに見透かされていたのだ。リネットの目論見は、アルヴィスの機嫌を損ねることで初夜を先延ばしにすることだったが、ファミルの言葉がそれを打ち砕いた。
皇帝が望むのは、魔力を持つ子。リネットとの子どもそのものではない。
だから魔力のない子が生まれたら、どこかに捨てられるだろう。そして魔力を持つ子が生まれたら、アルヴィスに奪われる。
どちらの子が生まれても、リネットもその子も幸せになれないのが目に見えていた。
しかしリネットはまだ十四歳。アルヴィスは彼女を抱くことができない。アレがもげたら元も子もない。
その代わり、彼はリネットに魔法具を作るよう命じた。魔法具とは、魔力を閉じ込めた不思議な道具で、魔力を持たない者でも魔法を使えるようにするものだ。
リネットは断ればスサ小国に残してきた家族に危害が及ぶと恐れ、アルヴィスの命令に従った。
こうして四年が過ぎ、魔法具を作り続けた。初めて彼に意見したのは、先ほどの魔法具の危険性を訴えた瞬間だった。それは、初夜を回避するためのささやかな抵抗でもあった。
だが、ファミルに見透かされていたのだ。リネットの目論見は、アルヴィスの機嫌を損ねることで初夜を先延ばしにすることだったが、ファミルの言葉がそれを打ち砕いた。
皇帝が望むのは、魔力を持つ子。リネットとの子どもそのものではない。
だから魔力のない子が生まれたら、どこかに捨てられるだろう。そして魔力を持つ子が生まれたら、アルヴィスに奪われる。
どちらの子が生まれても、リネットもその子も幸せになれないのが目に見えていた。