【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
5.
* * *
リネットとの生活が始まって、そろそろ十日が過ぎようとしていた。不健康極まりなかった彼女の生活は改善されつつある。朝起きて、夜寝る。そして三食きっちり食べて、適度な運動をする。当たり前の生活だ。
しかしその当たり前の生活すら不平不満だらけのリネットだったが、三日過ぎた辺りからはその不満も口にしなくなった。それに、身につけるものにも気を遣うようになり、先日はヒースの妹のシーナと買い物に行ったようだ。下着の他にも普段使いのワンピースなんかも買ってきたようで、ここ数日はその新しいワンピースを着て、その上に魔法院のローブを羽織っている。
規則正しい生活のおかげか、それとも明るい色の服を着るようになったからか、リネットの顔色もよくなっている。さらに表情も豊かになったように思える。
だからこそ、彼女の陰が気になっていた。
あれは、この部屋で一緒に寝泊まりするようになって二度目の夜。リネットはソファで眠ると言い出した。それは恋人同士という設定でありながら本物の恋人ではないというのが彼女の理屈だが、それでも命の恩人をソファで休ませることをラウルは拒んだ。
だがリネットは、ラウルの部屋にあるソファは、魔法院のベッドよりもふかふかしていて寝心地がいいと言って譲らない。
そこまで言うならと、ラウルは彼女がソファで眠ることを渋々承諾した。
リネットとの生活が始まって、そろそろ十日が過ぎようとしていた。不健康極まりなかった彼女の生活は改善されつつある。朝起きて、夜寝る。そして三食きっちり食べて、適度な運動をする。当たり前の生活だ。
しかしその当たり前の生活すら不平不満だらけのリネットだったが、三日過ぎた辺りからはその不満も口にしなくなった。それに、身につけるものにも気を遣うようになり、先日はヒースの妹のシーナと買い物に行ったようだ。下着の他にも普段使いのワンピースなんかも買ってきたようで、ここ数日はその新しいワンピースを着て、その上に魔法院のローブを羽織っている。
規則正しい生活のおかげか、それとも明るい色の服を着るようになったからか、リネットの顔色もよくなっている。さらに表情も豊かになったように思える。
だからこそ、彼女の陰が気になっていた。
あれは、この部屋で一緒に寝泊まりするようになって二度目の夜。リネットはソファで眠ると言い出した。それは恋人同士という設定でありながら本物の恋人ではないというのが彼女の理屈だが、それでも命の恩人をソファで休ませることをラウルは拒んだ。
だがリネットは、ラウルの部屋にあるソファは、魔法院のベッドよりもふかふかしていて寝心地がいいと言って譲らない。
そこまで言うならと、ラウルは彼女がソファで眠ることを渋々承諾した。