【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
 いったい何を手伝ってくれるというのか。
「手と口、どちらがいいですか?」
「ん?」
 ラウルが大きく目を見開けば、「ん?」とリネットは小さく首を傾げた。
「手と口? どちらがいいかって何をだ?」
 嫌な予感しかしない。
 リネットは困ったように笑みを浮かべてこう言った。
「手で気持ちよくさせるのと、口で気持ちよくさせるのと、どちらがいいですか?」
 ラウルは顔をひきつらせた。
< 173 / 339 >

この作品をシェア

pagetop