【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
反省したリネットの語尾は、小さくなっていく。
「シーナさんと話をして、私が変なことを言ったのだと……反省しています……」
「そうか……」
そこで言葉が途切れ、室内がしんと静まり返る。お互い、会話のタイミングを探っている。
リネットがそっと彼の顔をうかがうと、目が合った。だが、やはりラウルは怒っているわけではないようだ。その眼差しには優しさが宿っている。
「あの……」
リネットはすっと息を吸って、口を開いた。
「私、本当は……その……団長さんを少しでも楽になってもらいたくて……その……」
だからあんなことを言ったのだと伝えたいのに、その先をどう言葉にしたらいいかわからない。
「あぁ……君の気持ちは伝わった。その気持ちは嬉しい。ありがとう……。だが、実際にそれをやられるのは……まぁ、君を穢しているような感じがして、俺が俺自身を許せなかったんだ」
ラウルが悔しそうに顔をゆがめる。
「シーナさんと話をして、私が変なことを言ったのだと……反省しています……」
「そうか……」
そこで言葉が途切れ、室内がしんと静まり返る。お互い、会話のタイミングを探っている。
リネットがそっと彼の顔をうかがうと、目が合った。だが、やはりラウルは怒っているわけではないようだ。その眼差しには優しさが宿っている。
「あの……」
リネットはすっと息を吸って、口を開いた。
「私、本当は……その……団長さんを少しでも楽になってもらいたくて……その……」
だからあんなことを言ったのだと伝えたいのに、その先をどう言葉にしたらいいかわからない。
「あぁ……君の気持ちは伝わった。その気持ちは嬉しい。ありがとう……。だが、実際にそれをやられるのは……まぁ、君を穢しているような感じがして、俺が俺自身を許せなかったんだ」
ラウルが悔しそうに顔をゆがめる。