【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
しかし今日は、ラウルが興奮してしまった。本来であれば、萎えるはずが、なぜか勃ち上がっていたのだ。
その原因については、いくつか考えられるが、それのどれが正しいともわからない。
う~ん、う~んとリネットは唸るものの、唸ったところで答えには結びつかない。
とにかく今朝、ラウルをすっきりさせたくて、口淫か手淫を提案したところ、こっぴどく叱られた。そのままリネットは、こちらの部屋に逃げ、朝の散歩もしなかった。となれば、朝食の時間もここにいた。
ラウルがいなくなってから、隣の部屋へと移動し、テーブルの上に残されたパンを半分だけかじって、魔法院へと向かったのだ。
どんな顔をしてラウルと会ったらいいかわからず、それでも律儀に昼休憩になれば彼は地下書庫へとやってきたわけだが。
そこまで今日のできごとを振り返ったとき、ラウルの声が聞こえた。
「リネット! おい、どこにいるんだ! リネット!」
隣の部屋からだ。
リネットは慌てて立ち上がり、扉をそろりと開けた。
「団長さん……?」
「リネット。そっちにいたのか? それよりも起きて大丈夫なのか?」
その原因については、いくつか考えられるが、それのどれが正しいともわからない。
う~ん、う~んとリネットは唸るものの、唸ったところで答えには結びつかない。
とにかく今朝、ラウルをすっきりさせたくて、口淫か手淫を提案したところ、こっぴどく叱られた。そのままリネットは、こちらの部屋に逃げ、朝の散歩もしなかった。となれば、朝食の時間もここにいた。
ラウルがいなくなってから、隣の部屋へと移動し、テーブルの上に残されたパンを半分だけかじって、魔法院へと向かったのだ。
どんな顔をしてラウルと会ったらいいかわからず、それでも律儀に昼休憩になれば彼は地下書庫へとやってきたわけだが。
そこまで今日のできごとを振り返ったとき、ラウルの声が聞こえた。
「リネット! おい、どこにいるんだ! リネット!」
隣の部屋からだ。
リネットは慌てて立ち上がり、扉をそろりと開けた。
「団長さん……?」
「リネット。そっちにいたのか? それよりも起きて大丈夫なのか?」