【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
「……はい。でも、初めて飲むんですけど、大丈夫ですかね?」
「初めて? そうか。では、少しずつ飲みなさい」
ラウルが見守る中、リネットは一口だけ葡萄酒を飲んでみた。
「どうだ?」
「葡萄の味がします」
だけどお腹の中があたたかくなってきて、気持ちもほかほかしてきた。もう一口だけ飲んだ。
「あまり一気に飲むなよ」
初めてお酒を口にしたリネットに、ラウルは不安そうに視線を向ける。
「俺に話したいことがあるんだろ? それを忘れられたら、俺は気になって気になって夜しか眠れない」
「団長さんは、いつも夜しか寝てないじゃないですか。お昼寝をしてるんですか?」
「してない」
「短時間の昼寝には、集中力の向上、精神的ストレスの解消、疲労回復の効果があるんですよ」
するとラウルが喉の奥でくつくつと笑う。
「初めて? そうか。では、少しずつ飲みなさい」
ラウルが見守る中、リネットは一口だけ葡萄酒を飲んでみた。
「どうだ?」
「葡萄の味がします」
だけどお腹の中があたたかくなってきて、気持ちもほかほかしてきた。もう一口だけ飲んだ。
「あまり一気に飲むなよ」
初めてお酒を口にしたリネットに、ラウルは不安そうに視線を向ける。
「俺に話したいことがあるんだろ? それを忘れられたら、俺は気になって気になって夜しか眠れない」
「団長さんは、いつも夜しか寝てないじゃないですか。お昼寝をしてるんですか?」
「してない」
「短時間の昼寝には、集中力の向上、精神的ストレスの解消、疲労回復の効果があるんですよ」
するとラウルが喉の奥でくつくつと笑う。