【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
あまりの熱狂にうんざりしたブリタは、実年齢を公表し、夫がいて孫までいることも公にしている。それ以降、美魔女と呼ばれているが、それでも彼女の治療を希望する男性は後を絶たない。
「はぁ……では、今、行きます……」
よろよろしながらリネットが部屋から出ようとすれば「ちょい、お待ち」とブリタに止められる。
「あんた、その格好で人前に出るつもりかい? いつも言っているだろう? 隠すところはきちんと隠して。こんな胸の先っちょが透けるような寝間着で行ったら、患者にパクッと食べられちゃうよ?」
「あれ? 患者さんは人間ではなく熊さんですか?」
人間を食べると聞いたら、なぜかリネットの頭には熊が思い浮かんだ。
「いや、あれは熊というよりはオオカミだね。とにかく、肌が透けない服に着替えなさい」
ブリタが指をパチンと鳴らすと、魔法の風がリネットを包み込んだ。次の瞬間、ネグリジェ姿だったリネットは、清楚なワンピースに魔法師特有の紺色のローブを羽織った姿に変わっていた。ローブの裾には銀糸で魔法院の紋章が刺繍され、装いに厳かな雰囲気を添えている。
寝癖でボサボサだった深緑の髪も、まるで森の木漏れ日を思わせる色合いに整えられ、馬の尻尾のように一つにまとめられた。
「はぁ……では、今、行きます……」
よろよろしながらリネットが部屋から出ようとすれば「ちょい、お待ち」とブリタに止められる。
「あんた、その格好で人前に出るつもりかい? いつも言っているだろう? 隠すところはきちんと隠して。こんな胸の先っちょが透けるような寝間着で行ったら、患者にパクッと食べられちゃうよ?」
「あれ? 患者さんは人間ではなく熊さんですか?」
人間を食べると聞いたら、なぜかリネットの頭には熊が思い浮かんだ。
「いや、あれは熊というよりはオオカミだね。とにかく、肌が透けない服に着替えなさい」
ブリタが指をパチンと鳴らすと、魔法の風がリネットを包み込んだ。次の瞬間、ネグリジェ姿だったリネットは、清楚なワンピースに魔法師特有の紺色のローブを羽織った姿に変わっていた。ローブの裾には銀糸で魔法院の紋章が刺繍され、装いに厳かな雰囲気を添えている。
寝癖でボサボサだった深緑の髪も、まるで森の木漏れ日を思わせる色合いに整えられ、馬の尻尾のように一つにまとめられた。