【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
「だったら、なんのキス?」
リネットが尋ねれば、ラウルも「なんのキスだ?」と首を傾げる。
「いや、それよりもだ。リネットは俺の呪いが解けたあとも、俺と一緒にいたいのか?」
直球で聞いてきた。
リネットはラウルの宝石のような青い目をじっくりと見つめる。彼も同じように見つめ返してきた。
室内はしんと静まり返り、この鼓動がラウルに聞こえてしまうのではと不安になるくらい。
「……はい。できれば、呪いが解けた後も、一緒にいられたらと……思います……」
恥ずかしさもあって、語尾が小さくなっていく。
「つまり、リネットは俺のことが好きだと。そう解釈していいのか?」
「団長さんとこれからも一緒にいたいという気持ちをそう呼ぶのであれば、そうなんだと思います」
「つまり、君は俺が好きだと?」
あまりにも真剣に顔をのぞき込んでくるから、逃げられない。適当に返事をすれば、それすら見抜かれそうな。
「……はい。私は団長さんが好き……です。多分」
言葉と一緒に、心臓まで口から出てきてしまうのではと不安になるくらい、鼓動が激しい。
リネットが尋ねれば、ラウルも「なんのキスだ?」と首を傾げる。
「いや、それよりもだ。リネットは俺の呪いが解けたあとも、俺と一緒にいたいのか?」
直球で聞いてきた。
リネットはラウルの宝石のような青い目をじっくりと見つめる。彼も同じように見つめ返してきた。
室内はしんと静まり返り、この鼓動がラウルに聞こえてしまうのではと不安になるくらい。
「……はい。できれば、呪いが解けた後も、一緒にいられたらと……思います……」
恥ずかしさもあって、語尾が小さくなっていく。
「つまり、リネットは俺のことが好きだと。そう解釈していいのか?」
「団長さんとこれからも一緒にいたいという気持ちをそう呼ぶのであれば、そうなんだと思います」
「つまり、君は俺が好きだと?」
あまりにも真剣に顔をのぞき込んでくるから、逃げられない。適当に返事をすれば、それすら見抜かれそうな。
「……はい。私は団長さんが好き……です。多分」
言葉と一緒に、心臓まで口から出てきてしまうのではと不安になるくらい、鼓動が激しい。