【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
「ある!」
 ラウルはリネットを横抱きにしたまま立ち上がる。
「我慢がきかずに、ここで物事をすすめようとした俺がバカだった」
「ちょ……団長さん。どこにいくんですか!」
「どこって、ベッドに連れていくだけだ。ベッドで、君をすみずみまで愛してやる」
 ラウルの瞳は腹を空かせた肉食獣のようにぎらぎらしていた。
 リネットをベッドの上にぽふっと転がしたラウルは、「いいか、よく聞け」と言いながらリネットを覆いかぶさるようにして膝をつく。
「これから俺が君にする行為は、君を愛する行為だ。俺がどこを触っても文句を言うな」
「どこをって……さっきのように、胸も?」
「そうだ。それに胸以外にも触る。ありとあらゆるすべての場所を触る予定だ」
 大真面目に肯定され、リネットも困惑する。
「どうして胸を触るんですか?」
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