【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
 だからわずらわしくなって捨てた。
 てっきり母国に連絡をし、そこで療養しているものだと思っていたのだが。
「はい。どうやらスサ小国にはおられないようです」
「では、どこに……?」
 あの身体で行けるところなどないに等しい。むしろスサ小国から迎えがきて、連れて帰ったのではないのか。スサ小国から彼女を連れてくるとき、あの国王夫妻は泣きながらアルヴィスにすがったというのに。
 ファミルはゆるりと首を横に振った。
「私のほうではわかりかねます」
 アルヴィスは小さく舌打ちをする。
 そこにいないとわかれば余計に会いたいという気持ちが湧き起こってくるから不思議なものだ。
「リネット王女を探すのですか? あの身体では……生きているかどうかもわかりませんよ? いくらでも利用方法あったというのに……」
 ファミルのその言い方はアルヴィスを咎めている。
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