【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
「ラウルさんはどちらに行きたいですか?」
「君と一緒ならどこでも」
「ヤゴル遺跡とかでも?」
 できればヤゴル遺跡へ足を運び、関係者から話を聞きたい。そうすれば呪いを解くヒントが見えてくるかもしれないからだ。
「その発想はなかった」
 ラウルは真面目な顔で、リネットを凝視しながら答えた。
「冗談です」
 リネットもニコリともせずに言う。
「むしろヤゴル遺跡まで行けば、それはデートではなく、仕事になる」
 となれば、デートに適している場所はどこなのか。
「デートには、もうちょっと近場で、できれば日帰りで行き来できるところが望ましい」
「そうなんですね」
 日帰りで行ってみたいところを、リネットは考え始めた。
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