【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
 エドガーが「あぁっ」と嘆くものの、それを見た女性魔法師はふふっと笑う。
「いいじゃない、好きな男の手で磨かれたのよ。以前よりも表情豊かになって、魅力的になったわ」
「そういえば……俺も、リネットについて聞かれたのを思い出した。他の魔法師たちが、最近、リネットがかわいくなったけど何があったんだってうるさいんだよね。まぁ、彼氏のおかげじゃないかって答えておいたけど」
 気の知れた仲だからこそ、リネットに対して言いたい放題だ。
「うわぁ。しかもリネット、にやけてるし。何かあった?」
 エドガーはリネットを拾っただけのこともあり、その付き合いは長い。そして身近な人物。だからリネットの些細な変化にも気がつくのだ。
「へへへ。わかります?」
「誰が見てもわかるから」
 もちろんリネットとしてはにやけているつもりもない。ただ、ラウルとの約束が楽しみなだけで。
「何かあるわけ? 団長さんと」
「はい。ラウルさんとデートの約束をしたんです」
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