【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
官舎から薬草園までは歩いて二十分もかからない。
ぐるりと周囲を囲む塀が見えてきた。
「あれが薬草園だな。ああやって、薬草が盗まれないようにと、塀で囲んでいる」
「厳重なんですね」
「そうだな。昔、薬草園の薬草を盗み、惚れ薬を作った魔法師がいたらしい。それで、この国ではこういう扱いになっている。というのを思い出した」
そういう自分勝手な人がいると、他に迷惑がかかるのだ。
薬草園の入り口には、女性騎士が立っていた。
「おはようございます、ハリー団長」
「おはよう。こちらが魔法師のリネットだ。リネット、こちらが第六騎士団のモア・スピナ。第六騎士団は医療部隊だからな。こうやって薬草の管理をしたり、怪我人の治療、主に応急処置を行ったりしている」
騎士団で応急処置を受けた怪我人は、魔法院の治療室へと運ばれる。
リネットは、ラウルと繋いでいた手を慌てて離した。
ぐるりと周囲を囲む塀が見えてきた。
「あれが薬草園だな。ああやって、薬草が盗まれないようにと、塀で囲んでいる」
「厳重なんですね」
「そうだな。昔、薬草園の薬草を盗み、惚れ薬を作った魔法師がいたらしい。それで、この国ではこういう扱いになっている。というのを思い出した」
そういう自分勝手な人がいると、他に迷惑がかかるのだ。
薬草園の入り口には、女性騎士が立っていた。
「おはようございます、ハリー団長」
「おはよう。こちらが魔法師のリネットだ。リネット、こちらが第六騎士団のモア・スピナ。第六騎士団は医療部隊だからな。こうやって薬草の管理をしたり、怪我人の治療、主に応急処置を行ったりしている」
騎士団で応急処置を受けた怪我人は、魔法院の治療室へと運ばれる。
リネットは、ラウルと繋いでいた手を慌てて離した。