【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
第七騎士団は、このヤゴル遺跡の入り口付近にテントを張り、そこを拠点としている。
「リネットさん。お疲れ様です。食事の用意が整っております」
たき火を囲む騎士たちの中にヒースの顔を見つけた。
「ありがとうございます。何から何まで、すみません……」
ヒースからスープの入ったお椀とパンを受け取ったリネットは、空いている場所に腰を下ろす。それを合図に、騎士たちが食事を始めたので、ラウルの言ったことは本当だったようだ。
「きちんと食べているか?」
同じように食事を手にしたラウルが、リネットの隣に座る。あまりにも自然すぎて誰も何も言わないが、ふっと視線が集まったのをリネットは感じ取った。
「はい」
「それで、今日は何をしていたんだ?」
「ヤゴル遺跡の全容の確認と、盗まれたものや場所の確認です。それから、魔法を使われたかどうか……。魔力を感じられなかったので、魔法は使われていないと思います」
「リネットさん。お疲れ様です。食事の用意が整っております」
たき火を囲む騎士たちの中にヒースの顔を見つけた。
「ありがとうございます。何から何まで、すみません……」
ヒースからスープの入ったお椀とパンを受け取ったリネットは、空いている場所に腰を下ろす。それを合図に、騎士たちが食事を始めたので、ラウルの言ったことは本当だったようだ。
「きちんと食べているか?」
同じように食事を手にしたラウルが、リネットの隣に座る。あまりにも自然すぎて誰も何も言わないが、ふっと視線が集まったのをリネットは感じ取った。
「はい」
「それで、今日は何をしていたんだ?」
「ヤゴル遺跡の全容の確認と、盗まれたものや場所の確認です。それから、魔法を使われたかどうか……。魔力を感じられなかったので、魔法は使われていないと思います」