【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
ドクンドクンと熱く鼓動が鳴る。
初めて訪れた場所。それが呪詛の地とも呼ばれるような場所であれば、やはり興奮してしまう。
夜も深まっているというのに、なかなか眠気が襲ってこない。
寝返りを打とうにも、ラウルが背中からがっしりと抱きかかえているため、身動きもできない。だが彼は、リネットの動きを感じ取ったようだ。
「眠れないのか?」
耳元でささやく声は、まるで子どもをなだめる母親のようにやさしい。
「……はい。まだ、気持ちが昂ぶっているみたいです」
こんなのは初めてだ。今という時間にわくわくしている。
キサレータ帝国に行ってから、リネットは期待するのをやめた。期待してもそれが叶わなければ、余計に落ち込むからだ。だからずっと、ただ息をしているだけだったのに。
それがこのセーナス王国に来て、少しだけ変わった。
そしてラウルと出会って、さらに変化した。彼にはつい、期待を寄せてしまう。
初めて訪れた場所。それが呪詛の地とも呼ばれるような場所であれば、やはり興奮してしまう。
夜も深まっているというのに、なかなか眠気が襲ってこない。
寝返りを打とうにも、ラウルが背中からがっしりと抱きかかえているため、身動きもできない。だが彼は、リネットの動きを感じ取ったようだ。
「眠れないのか?」
耳元でささやく声は、まるで子どもをなだめる母親のようにやさしい。
「……はい。まだ、気持ちが昂ぶっているみたいです」
こんなのは初めてだ。今という時間にわくわくしている。
キサレータ帝国に行ってから、リネットは期待するのをやめた。期待してもそれが叶わなければ、余計に落ち込むからだ。だからずっと、ただ息をしているだけだったのに。
それがこのセーナス王国に来て、少しだけ変わった。
そしてラウルと出会って、さらに変化した。彼にはつい、期待を寄せてしまう。