【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
「おい。俺の足、踏むなよ?」
「んあ? 踏んでねぇよ。それよりも……って、なんだ? おい、おまえか? 俺の足に何しやがった? 足が動かねぇ」
「あ? お、おい。なんだ? 足が床にくっついてる……」
 侵入者二人は、その場から動けなくなり、二人で悪態をついている。
 パチンと地下室が明るくなった。
「んあ? な、なんだ? あ? 騎士団……? 撤退したんじゃ……?」
 ラウルとヒースの姿を見つけた侵入者たちは、すべてを悟って諦めたようだ。
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