【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
いろんな言葉と感情が込み上げてきて、リネットは何を言ったらいいのかもわからなかった。ただ、唇が震えるだけ。
「リネットに似た人物が、この国にいると聞いた」
「だから、遺跡を荒らした?」
リネットはヤゴル地区の遺跡荒しは、アルヴィスかファミルの指示だろうと睨んでいた。というのも、アルヴィスは魔力を欲しているからだ。
「何か勘違いしているようだな。セーナスは帝国の属国だった。だからセーナスにある遺物はもともとは帝国のもの。我が国のものを回収しようとしただけだ」
「それで、魔力を奪う呪術を行おうとしたと?」
「相変わらずだな、リネット。そこまでわかっていて、私の邪魔をしたのだな?」
「邪魔をしたわけではありません。呪術を軽々しく行ってはならない。ただ、それだけです」
なるほど、と頷くアルヴィスだが、その手はリネットの髪の感触を確かめるかのように、ゆっくりと頭をなでている。
「おまえは相変わらずだな。だが、以前よりも堂々と私に説教するようになった」
「ところで、帝国の皇帝陛下がこのような場所にいらっしゃってよろしいのですか? 今日は、国内の重鎮たちも集まるパーティーだと聞いておりますが? いえ、それよりも……」
「リネットに似た人物が、この国にいると聞いた」
「だから、遺跡を荒らした?」
リネットはヤゴル地区の遺跡荒しは、アルヴィスかファミルの指示だろうと睨んでいた。というのも、アルヴィスは魔力を欲しているからだ。
「何か勘違いしているようだな。セーナスは帝国の属国だった。だからセーナスにある遺物はもともとは帝国のもの。我が国のものを回収しようとしただけだ」
「それで、魔力を奪う呪術を行おうとしたと?」
「相変わらずだな、リネット。そこまでわかっていて、私の邪魔をしたのだな?」
「邪魔をしたわけではありません。呪術を軽々しく行ってはならない。ただ、それだけです」
なるほど、と頷くアルヴィスだが、その手はリネットの髪の感触を確かめるかのように、ゆっくりと頭をなでている。
「おまえは相変わらずだな。だが、以前よりも堂々と私に説教するようになった」
「ところで、帝国の皇帝陛下がこのような場所にいらっしゃってよろしいのですか? 今日は、国内の重鎮たちも集まるパーティーだと聞いておりますが? いえ、それよりも……」