【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
「ラウルさん。まだ二十代じゃないですか。枯れるのは早いですって。だからそれは呪いのせいなんです」
リネットはすかさずフォローを入れる。
「ラウルさん。先日、お宝の仕分けをしていたときに、多分、呪われたって言っていたじゃないですか」
「言ったな」
アルヴィスがため込んだ宝には、怪しいものも多かった。呪具もいくつかあり、それを呪具だと気づかず触れたラウルが、黒いもやに包まれた。リネットがすぐに確認したところ、どうやらラウルは何かの呪いを受けたようだというところまではわかったが、肝心のその呪いの種類がわからなかった。
「そのときにかけられた呪いが『新しい命を授かったので萎える呪い』だって、後からわかったんですけど、特に害もないようなので、放っておきました」
「呪いを解く方法は……」
「ないですね。新しい命が生まれるのを待つしかありません。この呪いは性欲旺盛な夫が、妻の妊娠中に浮気をしないためにと、そんな意図があったものと思われます」
なるほど、と頷くラウルだが「俺は浮気なんかしない! リネット一筋だ」と、声を荒らげる。
「わかりましたから、落ち着いてください」
リネットはすかさずフォローを入れる。
「ラウルさん。先日、お宝の仕分けをしていたときに、多分、呪われたって言っていたじゃないですか」
「言ったな」
アルヴィスがため込んだ宝には、怪しいものも多かった。呪具もいくつかあり、それを呪具だと気づかず触れたラウルが、黒いもやに包まれた。リネットがすぐに確認したところ、どうやらラウルは何かの呪いを受けたようだというところまではわかったが、肝心のその呪いの種類がわからなかった。
「そのときにかけられた呪いが『新しい命を授かったので萎える呪い』だって、後からわかったんですけど、特に害もないようなので、放っておきました」
「呪いを解く方法は……」
「ないですね。新しい命が生まれるのを待つしかありません。この呪いは性欲旺盛な夫が、妻の妊娠中に浮気をしないためにと、そんな意図があったものと思われます」
なるほど、と頷くラウルだが「俺は浮気なんかしない! リネット一筋だ」と、声を荒らげる。
「わかりましたから、落ち着いてください」