【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
木製の小物入れのような箱だが、銀で縁取られているもの。そこに太陽の光が反射して輝く。手のひらに乗るほどの大きさだが、精巧な彫刻が施され、歴史の重みを感じさせた。
「調査員に渡したほうがいいだろう」
「そうですね」
ラウルは膝を折り、落ちている木箱を拾おうとした。しかし、持ち方が悪かったのか、木箱の蓋がぱかっと開いてしまった。
「おっと」
慌てて蓋を閉めたが、中身から何かがこぼれた様子はない。ラウルはもう一度確認のために木箱をそっと開ける。
やはり何も入っていなかった。
「危ない。丁寧に扱わないとな。あいつらに叱られてしまう」
そう言ってラウルは肩をすくめる。
片手で持てるくらいの大きさの木箱。それでも貴重な遺物だ。これの材料、使われている技法を解析することで、当時の生活の様子がみえてくる。歴史を知る上では重要なこと。
「調査員に渡したほうがいいだろう」
「そうですね」
ラウルは膝を折り、落ちている木箱を拾おうとした。しかし、持ち方が悪かったのか、木箱の蓋がぱかっと開いてしまった。
「おっと」
慌てて蓋を閉めたが、中身から何かがこぼれた様子はない。ラウルはもう一度確認のために木箱をそっと開ける。
やはり何も入っていなかった。
「危ない。丁寧に扱わないとな。あいつらに叱られてしまう」
そう言ってラウルは肩をすくめる。
片手で持てるくらいの大きさの木箱。それでも貴重な遺物だ。これの材料、使われている技法を解析することで、当時の生活の様子がみえてくる。歴史を知る上では重要なこと。