【完結】毎日「おはようのキス」をしないと発情する呪いにかけられた騎士団長を助けたい私
毎朝、猫に餌をあげるのは魅力的な役割だ。だがラウルとの関係がいつまで続くかわからない。解呪方法さえわかれば、明日にもこの関係は解消されるかもしれない。
となれば、猫の餌やりという重要な役割を、簡単に引き受けていいものではない。
そう悩んだ結果。
「いえ。私もいつまでここにいるかがわかりませんから。今の私に、責任ある役は荷が重いです。だけどできるだけ毎朝、猫ちゃんに会いにきます」
「わかった。俺が近くにいる限り、毎朝、君を起こしてあげよう」
そんなことを言われ、リネットは「うへぇ」と不満の声を漏らす。
「リネットさん。団長がご迷惑をおかけしているみたいで……」
「はい、大迷惑です。朝早くから起こされ、おはようのキスもしつこいですし……」
「キスがしつこい……?」
ヒースが驚き聞き返した。
となれば、猫の餌やりという重要な役割を、簡単に引き受けていいものではない。
そう悩んだ結果。
「いえ。私もいつまでここにいるかがわかりませんから。今の私に、責任ある役は荷が重いです。だけどできるだけ毎朝、猫ちゃんに会いにきます」
「わかった。俺が近くにいる限り、毎朝、君を起こしてあげよう」
そんなことを言われ、リネットは「うへぇ」と不満の声を漏らす。
「リネットさん。団長がご迷惑をおかけしているみたいで……」
「はい、大迷惑です。朝早くから起こされ、おはようのキスもしつこいですし……」
「キスがしつこい……?」
ヒースが驚き聞き返した。