幼なじみの、隠しごと。

第三話 変わった日常

「お、おはよう、叶」

「おはよう、唯月。今日も可愛いね」

「か、かわっ……!?」


急に褒めてくる叶に、思わず顔が赤くなってしまう。

……昨日の告白から、ずっとこんな調子だ。

さらっと褒めてきて、恥ずかしくなる。

ドキドキして……なんだか変な感じだ。

む〜っと、叶を睨む。

そんな私を気にせず、叶は私の手をぎゅっと握った。


「手、小さくて可愛い」

「ち、小さくないっ」


ま、まただ……いちいち、か、可愛いって言ってきて……なんだか変な感じだっ。

私は下を向いて、赤くなった顔を隠す。

恥ずかしくて……叶の顔を真っ直ぐ見れないよっ。

ドキドキしている胸をもう片方の手で押さえながら、学校までの道を歩いていく。


「おはようございます、輝井さん! なんだか……碇代の様子が変ですね?」

「おはよう! そうだよね、おかしいよね……って、わっ!?」
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