幼なじみの、隠しごと。
急に叶に引っ張られて、思わず声が出る。

なんで急に引っ張るの、と叶をじっと睨む。

まだ話してたのに……それに、転けちゃいそうだった。

叶は怒っている私の頭をポンポンと撫でて落ち着かせる。

私はまだちょっとむっとしながらも、叶を睨むのはやめた。


「どうして引っ張ったの? まだ話してたのに……」

「そんなの、嫉妬したからに決まってる」

「……え?」


思わず、ポカンとしてしまう。

し、嫉妬って……いつもは、何も言わなかったよ……?

あ、でも……そうだ。

話してる相手を、何故かいつもちょっとだけ睨んでた……

ずっと……我慢してたってこと……?

で、でも……お、おかしいよっ。

そう悩んでいると、いつの間にか学校についていた。


「おはよう、輝井さん!」

「お、おはよう!」
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