幼なじみの、隠しごと。
「今、落とそうとしてるトコ。もちろん、邪魔しないよね?」

「「ハイッ、もちろんです!!」」


クラスメイトたちはすぐにコクコクと頷きながら、返事をする。

そんなクラスメイトたちに、叶は満足そうだ。

でも、そんなのを気にする暇もないくらい、恥ずかしかった。

……うう、こんなに叶が私のことを、す、好きだってことが広まってたなんて……

は、恥ずかしいよっ……!

顔を赤くして、俯いてしまう。

そんな様子の私を放って、クラスメイトたちはザワザワとうるさく会話をしている。

その時、ちょうどチャイムが鳴った。

思わずほっとする。

クラスメイトたちが私と叶について話してて、居心地が悪かったから。

先生もすぐに教室に入ってきて、クラスメイトたちは一瞬で静かになった。

叶も一旦私から離れて、席に座る。

私はほっとしながら、背筋を伸ばした。




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