幼なじみの、隠しごと。
「スタッフさん! 着替え終わりました! こんな感じでいいですか?」

「うん、バッチリだよ! すぐに撮影を始めてもいい?」

「はい、いいです! がんばりますね!」


気合を入れて、返事をする。

スタッフさんはそんな私をくすりと笑うと、さっそく撮影する場所に案内してくれた。

今日の撮影セットはお部屋がイメージされていて、可愛らしい。


「わぁ……! とっても可愛いですね!」


きらきらと目を輝かせながら、スタッフさんに言う。

淡い桃色と白色で揃えられた空間は、私に似合わないほど可愛い。

わ、私、この部屋の可愛さに負けちゃいそうだ……

思わずそんなことを考えてしまうほど、可愛らしいハートがたくさんある。


「じゃあ、さっそく撮影を始めようか」

「はい、お願いします!」


私は元気よく返事をして、撮影セットに入る。

靴は脱いで、撮影セットに置いてあったふわふわなスリッパを履いた。

近くにあった桃色のふわふわソファに座って、足を伸ばしてみる。


「おおー、そのポーズいいね! クッション持ってこっち向いてみて!」

「は〜い!」
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