幼なじみの、隠しごと。
大きく手を振りながら言うリノちゃんに、小さく手を振りかえして返事をする。
リノちゃんはさっそく叶の方に走っていき、叶に話しかけた。
遠くて、声は聞こえない……
でも、リノちゃんの嬉しそうな顔が見えて、きっと楽しく話してるんだろうなぁと思う。
……ちくり、と胸が痛んだ。
なぜかモヤモヤして……見ていたくないって、思ってしまう。
……きっと、邪魔しないほうがいいよね。
そう考えて、私は痛む胸を無視しながら、荷物を持ってスタジオを一人で出た。
……寂しい、なぁ……
いつも繋いでる手は空いていて、どうしても冷たく感じてしまう。
ずっと叶がいることに慣れていたからかな……叶がいないことに違和感を感じる。
……そろそろ、叶と離れたほうがいいかもしれない。
叶が私を好きっていうのも……きっと、ずっと一緒にいるから勘違いしてるだけだ。
離れたら、気づくはず……私が好きだってことが、勘違いだって。
そう考えていると、腕にポトリと雫が落ちた。
そして、次々に空から雫が落ちてくる。
慌てて傘をさすけど、少し濡れてしまった。
……でも、これでいいかもしれない。
傘はさしたはずなのに頬を伝う雫は、少しだけしょっぱかった。
◇◆◇
リノちゃんはさっそく叶の方に走っていき、叶に話しかけた。
遠くて、声は聞こえない……
でも、リノちゃんの嬉しそうな顔が見えて、きっと楽しく話してるんだろうなぁと思う。
……ちくり、と胸が痛んだ。
なぜかモヤモヤして……見ていたくないって、思ってしまう。
……きっと、邪魔しないほうがいいよね。
そう考えて、私は痛む胸を無視しながら、荷物を持ってスタジオを一人で出た。
……寂しい、なぁ……
いつも繋いでる手は空いていて、どうしても冷たく感じてしまう。
ずっと叶がいることに慣れていたからかな……叶がいないことに違和感を感じる。
……そろそろ、叶と離れたほうがいいかもしれない。
叶が私を好きっていうのも……きっと、ずっと一緒にいるから勘違いしてるだけだ。
離れたら、気づくはず……私が好きだってことが、勘違いだって。
そう考えていると、腕にポトリと雫が落ちた。
そして、次々に空から雫が落ちてくる。
慌てて傘をさすけど、少し濡れてしまった。
……でも、これでいいかもしれない。
傘はさしたはずなのに頬を伝う雫は、少しだけしょっぱかった。
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