幼なじみの、隠しごと。
真っ直ぐにそう言ってくる叶に、思わず頬が熱くなる。

周りの女の子たちも「「「きゃあああー!!」」」と黄色い歓声をあげている。

は、恥ずかしいよっ……!

私は下を向いてしまう。

そんな私を見ながら風華はしょうがないなぁというふうにため息をついて、いつもの場所へ再び歩き出した。

置いていかれないように、急いで後を追う。

……胸が、ドキドキしてる……顔も、まだ熱い。

でも……それがなぜか、嫌じゃない。

どうして……だろう。

少し悩んでいると、いつの間にかいつもの場所に着いていた。


「よし、じゃあさっそく食べましょ」

「うんっ」


不思議な気持ちを振り払って、返事をする。

風華がベンチに座って、隣をポンポンと叩く。

隣に座ると、風華はこっそりと聞いてきた。


「……ね、何があったの?」

「あ、その……」

「……言いにくい?」

「うん……」
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