幼なじみの、隠しごと。
「……か、叶も、かっこいい……よ」

「そうかな? ありがとう」


叶は少しだけ頬を赤くして、微笑みながら言った。

その表情すらかっこよくて、また顔が赤くなる。

……好きだって気づいてから、とってもキラキラしてるように見えたけど……今日はいつも以上にキラキラしてるっ。

こんなかっこいい叶と一緒にいて……私、大丈夫なのかなっ。

普通でいられる自信がないよっ……

私は真っ赤な顔を隠すように、下を向く。

叶も少し照れたようにそっぽを向いた。

そんな私たちを、スタッフさんが微笑ましそうに見ていた。


「じゃあ、そろそろ撮影を始めていいかな?」

「あっ、はい! いいです!」

「俺も大丈夫です」


私と叶が頷くと、スタッフさんは「じゃあ、撮影セットのところに移動してね」と誘導する。

今回の撮影セットは、お店風の作りになっている。

おしゃれな店内をイメージされていて、見ているだけでもワクワクしてくる。

……でも、これ、デートみたい……

いや、もちろんデートコーデだから、合ってるんだろうけど……

もっとドキドキしてきちゃった……

また顔を赤くする私に、叶が言う。
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