幼なじみの、隠しごと。
「……いつか、本当にデートしてみたいな」

「そ、そう、なんだ……ね?」


あ、危ないっ、頷きそうになっちゃった……!

まだ、気持ちを伝える気はないのに……

気をつけないと……と気を引き締める。

叶はそんな私をエスコートして、椅子に座らせた。


「ふふっ、夢みたいだ」

「うぅ……」


叶にじっと見つめられて、恥ずかしくなる。

きっと、頬も赤く染まっている。

そんな私たちを、スタッフさんがカメラで撮影する。

こんな、情けない様子でいいのか不安になるけど……撮ってるってことは、いいのかな?

私は少し不安になりながらも、できるだけいつも通りの様子になるように演技した。

……できてるか、自信はないけど。




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