ヘンタイ魔術師は恋愛攻略法に悩む

レスタ姫、動揺する

チュピッ・・ピーー、チュン

小鳥のさえずりで、レスタ姫はうす目を開けた。

体のふしぶしが痛いし、陽ざしがまぶしくて目をあけていられない。

それでもベッドの足元の柵、
あの小鳥が、チョンチョン移動しているが見える。

「ブルーバード、あなたなの?」

ようやく起き上がると、胸元が引き裂かれているのに気がつき、慌てて毛布を引き上げた。

小鳥が机の上で飛び上がり、何かのステップを踏むようにしてから、また降りた。

その先、机の上に短剣と黒のローブがたたんであり、
走り書きの紙片が置いてある。

・・・・・・・・・・・・・・・・
連絡

かごにある体力回復薬を、1日3回飲むこと。

体力の消耗と、筋肉痛を和らげてくれる効果がある。

熱がある時は、2時間に1本飲み、
よく眠るようにして、無理はしないこと。

俺は王宮を出て行くが、近いうちに
この件について、姫君と話をしたい。
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