幼馴染み皇子の強引すぎる婚約破棄と溺愛
その日は、いよいよウェディングドレスの採寸が行われた。
仕立て屋が布地を広げ、柔らかな白の生地を私の肩にかけていく。
「……あの、薔薇の刺繍ってできますか?」
勇気を出して尋ねると、仕立て屋は笑顔で頷いた。
「ええ、一生に一度の結婚式ですもの。お妃様のお好きなデザインにいたしましょう。」
胸が高鳴った。私の願いを受け入れてもらえた──。
その時、隣で見守っていたユリウスが口を開いた。
「俺のマントにも、薔薇の刺繍を施してくれ。」
「えっ⁉ 皇子殿下のマントに、ですか!」
仕立て屋は目を丸くして、針を持つ手を止めた。
「そんなご大層なものを……」
「構わない。セシリアと同じ薔薇を纏いたい。」
ユリウスは真剣な眼差しで告げる。
思わず頬が熱くなった。
彼にとって、薔薇はただの模様ではなく、私と結びつく愛の証なのだ。
「……わ、わかりました。殿下のお望みとあらば。」
仕立て屋は困ったように笑いながらも承諾した。
こうして私たちの未来は、一針ごとに形を帯びていった。
仕立て屋が布地を広げ、柔らかな白の生地を私の肩にかけていく。
「……あの、薔薇の刺繍ってできますか?」
勇気を出して尋ねると、仕立て屋は笑顔で頷いた。
「ええ、一生に一度の結婚式ですもの。お妃様のお好きなデザインにいたしましょう。」
胸が高鳴った。私の願いを受け入れてもらえた──。
その時、隣で見守っていたユリウスが口を開いた。
「俺のマントにも、薔薇の刺繍を施してくれ。」
「えっ⁉ 皇子殿下のマントに、ですか!」
仕立て屋は目を丸くして、針を持つ手を止めた。
「そんなご大層なものを……」
「構わない。セシリアと同じ薔薇を纏いたい。」
ユリウスは真剣な眼差しで告げる。
思わず頬が熱くなった。
彼にとって、薔薇はただの模様ではなく、私と結びつく愛の証なのだ。
「……わ、わかりました。殿下のお望みとあらば。」
仕立て屋は困ったように笑いながらも承諾した。
こうして私たちの未来は、一針ごとに形を帯びていった。