明治誓いの嫁入り──政略結婚から始まる危険なほど甘い溺愛
驚きに目を閉じると、すぐに首筋へ、鎖骨へ、胸元、お腹と、熱い口づけが次々に落とされていった。

「ん……はぁ……」

思わず漏れた声が、夜の静けさに響く。

恥ずかしさで胸がいっぱいになるのに、それ以上に、触れられるたび身体が震えてしまう。

「澄佳……俺を受け入れてくれるね。」

低く甘い囁きが耳元を撫でる。

私は息を詰め、けれど迷いのない声で答えた。

「……はい。」

その瞬間、誠吾さんの熱が、私の奥を探るように触れてきた。

初めての感覚に体が強張る。

「もしかして……それを入れるんですか。」

「……嫌か?」

誠吾さんの声は、思いのほか優しかった。

まさか、体の一部が本当に繋がるなんて、夢にも思わなかった。

「大丈夫です。誠吾さんなら。」
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