キミノオト

一人は、茶色の髪にすらっと背が高く、きりっとした顔立ち。

175センチくらいありそう。

二人目は、金に近い長髪で180センチくらいありそうだけど、やわらかい顔立ち。

それから先ほどペットボトルを受け取ってくれた、黒髪で170センチくらいの中世的な顔立ちの男性。

「今日は、二人で遊びに来たの?」

「はい、気分転換に!」

茶髪の彼に話しかけられ、硬直する私をよそに、優麻ちゃんが元気よくお返事している。

どうやらイケメンレーダーが作動したみたい。

「よかったら、乗り場まで少しお話しませんか?」

黒髪の彼の誘いに、考えるよりも先に「はい」と返事していた。

心臓がどくどくと音を立てている。

みんなに聞こえてしまうのではないかと不安になってきた。

とりあえず少しでも気持ちを落ち着かせようと、救いを求めるように優麻ちゃんの服の裾をつかんだ。
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