人生2度目はパン屋さんをやるので、あなたの家政婦にはなりませんが、家事の仕方は教えてあげましょう。
しまった!!!
「もうそろそろ電車が来ますね」
「そう…ですね…」
「少しだけですが、お役に立てたようで良かったです。私はこれで失礼します…」
「あの!」
「はい……」
やっぱり“息子”が……気になりますか?
「本当に助かりました。
ありがとうございました……」
「…いいえ……」
気にしてなかったみたいです……。
もっと気をつけないといけないですね。
私は18歳のエマ・クックさんなんですから……。
でも………。
ホームに真っ白な電車が入ってきて、止まりました。
高史の事をこれからも思い出してしまうでしょう。
真っ白な電車の扉が開きます。
だって、私の大切な一人息子ですもの。