甘く苦く君を思う
夕食の支度に仲居さんが訪れ、和室に次々と料理が並べられる。食前酒と共に食事のアルコールの案内をされ、彼は慣れているのかワインの銘柄を確認すると気に入ったものがあったのかそれを頼んでいた。
「どうしてこんなに慣れているの?」
「仕事柄だよ。美味しいって聞いたことのあるものがあったから頼んでみたんだ。楽しみだな」
ふぅーん。
妙に色々と慣れているのは同じ業界で働いているせいだけなのだろうか。
幾度となく違和感を感じるが私より歳が上だから知っていることもあるのかもしれない、ホテル業界で働いているからかもしれない、となんとなく自分の疑問を納得させていた。
運ばれてきたワインをグラスに注ぐと爽やかな柑橘系の清涼感のある香りがした。口にすると葡萄の果実味としっかりとした酸味を感じ、焼いた牡蠣と一緒に食べるととても美味しかった。創作寿司や天ぷらなどの料理も邪魔をすることなく飲み進められ、昴さんの情報通りだった。
「このワインも料理も本当に美味しいです。なんだかいつもより食事が進んじゃう」
「あぁ。本当に。これは美味しいと言われるだけあるな」
そういうとワインのラベルをもう一度確認していた。
「これが最後のデザートです」
仲居さんが料理を片付けながら持ってきたのは桃のシャーベットと葛切りが出てきた。私の仕事柄洋菓子を食べることは非常に多いが和菓子は久しぶり。でも決して嫌いなわけじゃない。特に葛切りは久しぶりなのでとても嬉しかった。
「お味はいかがでしたでしょうか? 本日20時からは花火が上がるので、よろしければあちらのお庭にあるベンチをご利用くださいませ」
見ると庭もプライベートな雰囲気で他のお客さんとの距離が離れているようだ。
「ありがとうございます。それではあちらで見れるように飲み物も追加で何かお願いします」
「かしこまりました」
「どうしてこんなに慣れているの?」
「仕事柄だよ。美味しいって聞いたことのあるものがあったから頼んでみたんだ。楽しみだな」
ふぅーん。
妙に色々と慣れているのは同じ業界で働いているせいだけなのだろうか。
幾度となく違和感を感じるが私より歳が上だから知っていることもあるのかもしれない、ホテル業界で働いているからかもしれない、となんとなく自分の疑問を納得させていた。
運ばれてきたワインをグラスに注ぐと爽やかな柑橘系の清涼感のある香りがした。口にすると葡萄の果実味としっかりとした酸味を感じ、焼いた牡蠣と一緒に食べるととても美味しかった。創作寿司や天ぷらなどの料理も邪魔をすることなく飲み進められ、昴さんの情報通りだった。
「このワインも料理も本当に美味しいです。なんだかいつもより食事が進んじゃう」
「あぁ。本当に。これは美味しいと言われるだけあるな」
そういうとワインのラベルをもう一度確認していた。
「これが最後のデザートです」
仲居さんが料理を片付けながら持ってきたのは桃のシャーベットと葛切りが出てきた。私の仕事柄洋菓子を食べることは非常に多いが和菓子は久しぶり。でも決して嫌いなわけじゃない。特に葛切りは久しぶりなのでとても嬉しかった。
「お味はいかがでしたでしょうか? 本日20時からは花火が上がるので、よろしければあちらのお庭にあるベンチをご利用くださいませ」
見ると庭もプライベートな雰囲気で他のお客さんとの距離が離れているようだ。
「ありがとうございます。それではあちらで見れるように飲み物も追加で何かお願いします」
「かしこまりました」