甘く苦く君を思う
昴さんと一緒に庭に出るとベンチチェアに座る。小さなランプが足元を照らしどこか幻想的な雰囲気だ。
丸いガーデンテーブルがあり、そこにナッツと一緒にフルートグラスに入れられたものが運ばれてきた。彼はそれを口にすると「モスカート・ダスティだな」と小さく呟く。
私にはよくわからないが飲んで見ると、さきほどよりも少しアルコールが軽いようで飲みやすく甘口だった。微発砲でシャンパンよりも口にしやすく食後に飲むのにぴったりだった。
その瞬間、大きな音が聞こえたかと思うと目の前に大きな花火が上がった。
「わぁ、すごい」
あまりの迫力に驚いてしまい、思わず声が漏れ出た。次々と上がる花火の勢いに私の目は釘付けになった。こんなプライベートな空間でこの距離感で花火を見るなんて信じられなかった。
興奮し彼の服を引くと、「ねぇ、凄いよ。見てる?」と何度も話かける。こんなに近くにいるのだから見ていないわけがないのに、あまりにもリアクションの薄い彼を振り返ると私のことを見つめていた。
「見てるよ」
そう言ったかと思うと彼の瞳には花火ではなく私が映ってた。
彼の服を掴んだままの私はそのまま彼に抱き寄せられ、唇が重なりあった。
背中では花火の上がる音が聞こえ、閉じた瞼からは花火の明るさを感じる。
でも私はもう花火を見続けることができなかった。
何度も角度を変え、私を食べてしまうような深い口付けが私の息を上らせる。
「す、ばるさん……」
ドーンという花火の上がる振動が私の胸を振るわせる。この高鳴りは花火のせいなのか、それとも彼のせいなのか。
丸いガーデンテーブルがあり、そこにナッツと一緒にフルートグラスに入れられたものが運ばれてきた。彼はそれを口にすると「モスカート・ダスティだな」と小さく呟く。
私にはよくわからないが飲んで見ると、さきほどよりも少しアルコールが軽いようで飲みやすく甘口だった。微発砲でシャンパンよりも口にしやすく食後に飲むのにぴったりだった。
その瞬間、大きな音が聞こえたかと思うと目の前に大きな花火が上がった。
「わぁ、すごい」
あまりの迫力に驚いてしまい、思わず声が漏れ出た。次々と上がる花火の勢いに私の目は釘付けになった。こんなプライベートな空間でこの距離感で花火を見るなんて信じられなかった。
興奮し彼の服を引くと、「ねぇ、凄いよ。見てる?」と何度も話かける。こんなに近くにいるのだから見ていないわけがないのに、あまりにもリアクションの薄い彼を振り返ると私のことを見つめていた。
「見てるよ」
そう言ったかと思うと彼の瞳には花火ではなく私が映ってた。
彼の服を掴んだままの私はそのまま彼に抱き寄せられ、唇が重なりあった。
背中では花火の上がる音が聞こえ、閉じた瞼からは花火の明るさを感じる。
でも私はもう花火を見続けることができなかった。
何度も角度を変え、私を食べてしまうような深い口付けが私の息を上らせる。
「す、ばるさん……」
ドーンという花火の上がる振動が私の胸を振るわせる。この高鳴りは花火のせいなのか、それとも彼のせいなのか。