甘く苦く君を思う
家に帰り着くと途端に吐き気がまた襲ってきた。トイレに駆け込むとほとんど入っていない胃からは胃液だけが出てきた。
ここ最近のことでよほど胃に負担がかかっているのだろうか。
こんなに体調を崩すなんて珍しい。
冷蔵庫から冷たい水を取り出し少しずつ飲む。そのままペットボトルをもちベッドに流れ込むと少しウトウトしてしまった。
気がつくと15時を過ぎており、スマホには空港に無事ついたと昴さんからメッセージが届いていた。
返信しようかと思うがめまいがしてスマホを打つ気になれない。辛くて目を閉じっているとまたウトウトとしてしまったようだ。
次に気がついたのはスマホの着信音だった。無意識に通話のボタンを押すと出たのは昴さんだった。
『沙夜? 今家なのか? パティスリーを覗いたらいなかったようだが』
「うん、家にいる」
『わかった、今から行く」
どこか硬い声の彼に私の背筋が冷たくなるのを感じた。しばらくするとマンションのインターホンが鳴った。
ドアを開けるとやはり昴さんだったが表情が硬い。
中に入ると靴を脱がず玄関で彼は話を始めた。
「……沙夜」
「昴さん……?」
彼の声はいつものように優しいのに硬い。そしてその瞳の奥には迷いが見えた。
ここ最近のことでよほど胃に負担がかかっているのだろうか。
こんなに体調を崩すなんて珍しい。
冷蔵庫から冷たい水を取り出し少しずつ飲む。そのままペットボトルをもちベッドに流れ込むと少しウトウトしてしまった。
気がつくと15時を過ぎており、スマホには空港に無事ついたと昴さんからメッセージが届いていた。
返信しようかと思うがめまいがしてスマホを打つ気になれない。辛くて目を閉じっているとまたウトウトとしてしまったようだ。
次に気がついたのはスマホの着信音だった。無意識に通話のボタンを押すと出たのは昴さんだった。
『沙夜? 今家なのか? パティスリーを覗いたらいなかったようだが』
「うん、家にいる」
『わかった、今から行く」
どこか硬い声の彼に私の背筋が冷たくなるのを感じた。しばらくするとマンションのインターホンが鳴った。
ドアを開けるとやはり昴さんだったが表情が硬い。
中に入ると靴を脱がず玄関で彼は話を始めた。
「……沙夜」
「昴さん……?」
彼の声はいつものように優しいのに硬い。そしてその瞳の奥には迷いが見えた。