英雄の妻に転生しましたが、離縁されるようです ~旦那様、悪妻の私を愛さないでください~
それから滞りなくメニューの次第が進められ、それぞれがコーヒーを飲み干したところで、解散の運びとなった。
(よかった。無事に食事会を終えられそう……)
いい気分でナプキンを片づけていると、部屋の入り口にメイド長が立つのが見えた。一礼をした彼女が、うやうやしくルシウス様のそばに歩み寄る。
「旦那様、少しお時間をいただけないでしょうか。仰せつかった件でご相談が……」
「ああ、わかった」
どうやら、今夜の幸せな時間はここで打ち止めらしい。
ルシウス様は席を立ち、わたしとイレーヌ姫に挨拶をしてから、メイド長を連れて退室していった。その背中を見送ったあと、わたしも自室に戻ろうと腰を上げる。
「それじゃあ、わたしも失礼いたしますね」
イレーヌ姫にお辞儀をしてその場を離れ、扉をくぐって廊下に出たそのとき。
(よかった。無事に食事会を終えられそう……)
いい気分でナプキンを片づけていると、部屋の入り口にメイド長が立つのが見えた。一礼をした彼女が、うやうやしくルシウス様のそばに歩み寄る。
「旦那様、少しお時間をいただけないでしょうか。仰せつかった件でご相談が……」
「ああ、わかった」
どうやら、今夜の幸せな時間はここで打ち止めらしい。
ルシウス様は席を立ち、わたしとイレーヌ姫に挨拶をしてから、メイド長を連れて退室していった。その背中を見送ったあと、わたしも自室に戻ろうと腰を上げる。
「それじゃあ、わたしも失礼いたしますね」
イレーヌ姫にお辞儀をしてその場を離れ、扉をくぐって廊下に出たそのとき。