皇太子に溺愛されすぎて、侍女から公爵令嬢になりました
「エリナ。君を一生、愛し抜くと誓う。」

「私も、セドの妻として、一生お傍にいます。」

その誓いは、契約や義務ではなく――ただ心からの愛に支えられたものだった。

夜は深まり、二人の世界は甘い吐息と愛の囁きに包まれていった。

蝋燭の灯が揺れ、寝台の上に二人の影を映し出す。

セドの体温に包まれながら、私は彼の名を呼んだ。

「セド……もっと、近くに……」

震える声が自分でも恥ずかしいのに、彼は愛おしそうに微笑む。

「いいんだ。恥じることはない。俺も君を求めている。」

再び唇が重なり、熱を帯びた吐息が絡み合う。

彼の手が私の背をなぞり、私は思わず身を委ねていた。

「エリナ……君はもう俺の妻だ。今夜だけじゃない。これから先、幾度でも抱く。」

耳元に落ちるその囁きに、身体の芯まで甘く震える。

「セド……私も……一生、あなたを愛します。」
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