ちびっこ息子と俺様社長パパは最愛ママを手放さない
副社長は「礼なんていらな──」と拒否しかけて、なにかを思いついたようにふっと口角を上げる。
「いや、そうだな。礼は、俺の妻になることで返してくれ」
予想外の返答に、ドキドキしすぎて疲れたはずの心臓がまた音を立てた。
呆気に取られる私の頭にぽんと手を置き、「また月曜日に」と告げて踵を返す彼。ぽかんとしたまま固まっていると、こちらを振り返った彼が手で〝早く入れ〟という仕草をした。
はっとした私はバッと頭を下げ、ドアを開ける。中へ入った瞬間、力が抜けてへなへなとしゃがみ込んだ。
「ほ……ほんとに私でいいの~……!?」
火照った頬に両手を当て、そう言わずにはいられなかった。
密かに憧れていた彼に、まさか求婚される事態になるなんて。
触れられた手の温もりと、私だけに向けられた甘い笑みを蘇らせ、しばしその場で悶えていた。
「いや、そうだな。礼は、俺の妻になることで返してくれ」
予想外の返答に、ドキドキしすぎて疲れたはずの心臓がまた音を立てた。
呆気に取られる私の頭にぽんと手を置き、「また月曜日に」と告げて踵を返す彼。ぽかんとしたまま固まっていると、こちらを振り返った彼が手で〝早く入れ〟という仕草をした。
はっとした私はバッと頭を下げ、ドアを開ける。中へ入った瞬間、力が抜けてへなへなとしゃがみ込んだ。
「ほ……ほんとに私でいいの~……!?」
火照った頬に両手を当て、そう言わずにはいられなかった。
密かに憧れていた彼に、まさか求婚される事態になるなんて。
触れられた手の温もりと、私だけに向けられた甘い笑みを蘇らせ、しばしその場で悶えていた。


