クールな上司の〝かわいい〟秘密 ――恋が苦手なふたりは互いの気持ちに気づけない
私は彼のつぶやきに、思わず目を見開いた。
「まさか、智田SVが取りに行くつもりですか?」
すると、彼はなんてことない顔で淡々と告げた。
「ああ、それが最善だと考えた。今日はたまたまた車で来ていたところだし、店頭在庫のないモデル店舗なんて、不動店長も不本意だろう」
「それはそうですけど……でも、在庫検索端末の運び入れはどうするんですか?」
思わずそう聞いた。彼の今日の仕事はそれだったはずだ。
「それに関しては、もとより本部の人間も立会予定だったから彼らに任せればいい。俺がエリアを離れることも、マネージャーに言えばきっと大丈夫だろう」
智田SVは淡々と言いながら、スマホを耳に押し当てている。
しばらくして、仙台倉庫の担当に電話をかけているのだと悟った。
「――後ほど詳しいリストを南湘南店よりメールいたします。それを参考に、在庫の準備をお願いしてよろしいでしょうか?」
そんなやりとりをした彼は電話を切ると、私に告げた。
「三十分ほどで不足分をリストアップして、仙台倉庫にメール送付、それだけ頼む。なにかあれば連絡する、俺はもう出る」
「はい」
私がそう言ったのを聞き届けたのかいないのか、彼はそのままスタッフルームを早足で去っていく。
「まさか、智田SVが取りに行くつもりですか?」
すると、彼はなんてことない顔で淡々と告げた。
「ああ、それが最善だと考えた。今日はたまたまた車で来ていたところだし、店頭在庫のないモデル店舗なんて、不動店長も不本意だろう」
「それはそうですけど……でも、在庫検索端末の運び入れはどうするんですか?」
思わずそう聞いた。彼の今日の仕事はそれだったはずだ。
「それに関しては、もとより本部の人間も立会予定だったから彼らに任せればいい。俺がエリアを離れることも、マネージャーに言えばきっと大丈夫だろう」
智田SVは淡々と言いながら、スマホを耳に押し当てている。
しばらくして、仙台倉庫の担当に電話をかけているのだと悟った。
「――後ほど詳しいリストを南湘南店よりメールいたします。それを参考に、在庫の準備をお願いしてよろしいでしょうか?」
そんなやりとりをした彼は電話を切ると、私に告げた。
「三十分ほどで不足分をリストアップして、仙台倉庫にメール送付、それだけ頼む。なにかあれば連絡する、俺はもう出る」
「はい」
私がそう言ったのを聞き届けたのかいないのか、彼はそのままスタッフルームを早足で去っていく。